雲雀

裸足

  ※「羊」の続きです。  ここまでのあらすじ が逃げたので捕まえてベッドに引きずり戻した雲雀。事情聴取を始めた。 あらすじおわり  はいつも温かい。それには例外も存在するのだと知ったのはささいなきっかけからだ…

  このところ、キョーヤが屋上でお昼寝する回数はめっきり減ってしまった。理由はこの寒さと、くもりの連続。「寒い」 反比例して、わたしの頬へ大きな手のひらを当ててカイロ代わりにする日がどんどん増えていく。「冷たいよー」「すぐ温まる。…

禁断症状

  ※「特効薬」の続きです。  ここまでのあらすじ 風紀委員長に二言はないのでまた吊るされた。自力で脱出しようとしたけど目の前にいるのは雲雀恭弥なのでやめた。 あらすじおわり  キョーヤの部屋の天井にはいくつか…

リラクゼーション

  ※「ブランケット」の続きです。  ここまでのあらすじ 雲雀恭弥、半猫化する あらすじおわり  は自分が猫になるのを喜ぶタイプだと思ってた、とキョーヤは言った。ふくふくの耳としっぽ、軽い体。わたしに現れた可愛…

色仕掛け

  彼のそばにいたのは黒いパンツスーツをきっちりと着込んだ、大学生くらいの女のひと。淡い色の髪をふんわり巻いて、靴は華奢なピンヒール。すらりと背が高くてモデルさんのようにきれいな彼女はにこやかに、校門でわたしを待っていたキョーヤと…

サプリメント

 「君ならいい対策を知ってるでしょ」 学校で、この家で、最近キョーヤはなかなか寝つけずにいるという。普段はすとんと熟睡まで行けるのに。眠りが浅い、というのとは違ってあらぬタイミングで叩き起こされるような嫌な寝覚めを繰り返すのだとか…

特効薬

  ここまでのあらすじ 悪モブたちにさらわれた。自力で脱出しようとしたけど絶望的にこんがらがった。もちろん雲雀が助けに来てくれた。 あらすじおわり 「……誰にされたの、それ」 やけに人数の集まっていた保健室をあたったのは…

さくらとよもぎと

  その手はわたしの髪にくっついていた、桜を取ってくれたのだという。「……風流なことをするね」 あいまいな返事しかできなかった記憶がある。そのときは遅刻寸前の焦りと、唐突に立ちはだかった長身への驚きで冷静ではなかったから。後から聞…

太陽光発電

 「サンタさんにもらったプレゼントって、かわいくラッピングしてあるでしょ?」 この家にサンタが来ていたときの記憶はないが、の部屋を訪うサンタの表情ははっきりと想像がついた。先ほどドライヤーを当てたばかりの、さらさらの髪をなでている…

ままごと

  ここまでのあらすじ 悪さして風紀委員会にしばかれたモブ男。むしゃくしゃしてグラウンドを通りがかったについ突っかかった。 あらすじおわり 「お前なんて委員長のお人形のくせに!」 口から出任せだったものの心底からそう思っ…