マイクロトフ

続 サイコロでつくった本

 第2弾ができました。やったぜ。 夢主またはお相手のどちらかが拘束されてるシチュエーションばかりです。手錠だったり目隠しだったり口ふさいでたり。あーもう(性癖)めちゃくちゃだよ 自宅に届いたのが25日。クリスマスです。がんばって締め切りに間…

サイコロでつくった本

 自分へのクリスマスプレゼントっぽくしたくて、発行日を今年のクリスマスイブにしました。かつ初のR指定本。 9人分のイラスト&短編ができあがったときは達成感がものすごかったです! 自分の好きなお相手&性癖が詰まってる~! 表紙上:オルガ、シャ…

ほろ酔い

  か、そう呼ばれた第一声で異変を察する。普段揺るぎなく根を張る大樹が、今は風にあおられる若木のよう。そんなふわふわとした話し方をするマイクロトフは初めて見た。振る手も表情も酒場のざわめきにかき消されそうだ。「なにごと……?」「飛…

改革

「ざーんねーん! はエンブレム装備できまーん!」 彼女が驚愕しがっくりと落ち込んで自室に帰ってしまった理由はあのことばだったらしい。発端となったチャコはシドに引っ張られていったがどこへ行ったのか。カミュ―は「詮索しない方がいいこともある」と…

ポニーテール

 青騎士団主催の合同訓練当日に寝坊した、理由はそれだけだった。慌ただしく着替えその他諸々の身支度を整え、髪型を決めるのも煩わしく自室を飛び出したところで彼と出くわす。「あぁ、起きていたのか。迎えに来たぞ」「ありがとうー……ごめんなさい、手間…

女の子

困り顔の青騎士たちに酒場の片隅へ案内されたわけがようやくわかった。見回りから戻ってずいぶん経つこんな時間に着替えもしないでぽつりとひとりでグラスを傾けている。らしくない背中を見てしまえば放っておけるはずもなく。「オウラン殿に釘を刺された」「…

いじわる

 朝、鍛錬相手を投げ飛ばした。 昼、嬉しそうに肉野菜炒めの大皿を受け取った。 夜、城内で迷う子どもを抱き上げた。 その全てを目にしたわたしにはとてつもない憧れの的だった。「俺の手が?」「あなたの手が」 不思議そうに結んて開いてを繰り返される…