化粧
そのままで何がだめなのかと正直にもの申したところ、かえって燃えてきたとの返事だけが背中越しに飛んでくる。文字通り火に油を注いだことをそこで自覚するが止められなかった。断末魔かと勘繰りそうな彼女の呻き声を聞かされたら誰だってそうするだろうが…
RE!ワンライ:ディーノディーノ
聞いて
口に含んだそれは甘くて苦くて少しだけとろりとしている。不味いからではなく祈るような視線が気になってまごついたけど、意を決して飲み下すとディーノはやっと肩の力を抜いた。「偉いぞ、ちゃんと全部飲めたな」「もう子どもじゃないんだからってあんなに…
RE!ワンライ:ディーノディーノ
強引
これにしようか、とディーノが写真を見せてくれたピアスは綺麗なピンクゴールド。お揃いをつけようと誘ってくれのは彼の方だった。「お前は簡単に穴開けられそうだなー」「どうやって開けるの」 耳たぶを摘まれてぞわぞわする。大きな手から逃げながら聞く…
RE!ワンライ:ディーノディーノ
手を繋ぐ
大きすぎるモッズコートを着せられて、元々暗い室内はさらに把握できなくなる。「いいか、フードは絶対外すなよ。目も閉じて、何も見ないように」「あと、なるべく息を止めてること」「そうだ。いい子だな」 フード越しに頭を撫でてくれるのも、笑みの混じ…
RE!ワンライ:ディーノディーノ
花束
合格おめでとう、と三人の従姉たちはピンクの可愛いソープフラワーをくれた。三人の従兄たちはオレンジの元気なブリザーブドフラワーを。大きな柱時計の秒針が聞こえないほどの笑い声が食堂を包む。 たくさんのバラに囲まれたわたしをみんなが祝ってくれた…
RE!ワンライ:ディーノディーノ