忍足

こっち向いて

 御巫は、両手を緩く握り合わせたまま立ち上がろうとしない。その視線の先では、一年生同士の練習試合が未だに続いていた。(数分前は押されてたやん。なかなか粘る) 意外な展開に思わず口角が上がる。山吹と、どこか他校の一年生。山吹の緑のヘアバンドの…